いっしょうげ】
そそぎ工房

そそぎ
しょう

 

球磨郡球磨村

淋正司 氏紹介記事(2010年頃)


広大な森林に囲まれた球磨川の流れる人吉・球磨地方は、古くから良質で豊富な木材に恵まれ、木材業が盛んになり多種多様な生活用品が作られてきました。一勝地(いっしょうち)曲げもその代表的な工芸品のひとつです。
永野曲げは約400年前、さが城主が参勤交代の折、飛騨高山より職人を招き、この地域で曲げ物などの工芸品を作らせたことに始まります。
その流れをくむ曲げ物師である松舟栄(浪若)氏に師事した淋正司さんが球磨郡球磨村で一勝地曲げとして工房を構え、制作に励んでいます。
おもにひのきや杉材を使用し、美しい白木の木目や、優しい手触り、自然木のさわやかな香りが特長です。りと艶を帯び、気品が増して見えます。
「作った品物を手に取って喜んで下さるお客様に巡り会えたときは、本当に嬉しいですね」と語る林田さん。手仕事だからこそ出せる、持ちやすさや使いやすさをぜひ手に取って感じてください。