【肥後象がん】
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坂元明子 氏インタビュー記事(2010年頃)
スラリと伸びた指から作り出される坂元さんの作品は、繊細で女性らしいモチーフが特長。坂元さんは元々一般の会社へ就職しパソコンに向かう日々を送っていましたが、何かモノづくりに携わりたいと思い心機一転。2002年、当時募集していた伝統工芸館の伝統工芸養成講座の受講生として肥後象がんを学び始めました。2006年に講座から初めてのプロになった4名のうちの1人です。「同年代の人にぜひ、使ってほしいですね。同時に、江戸時代や明治などの古い肥後象がんにも興味があります。今見ても斬新で美しい。基本を大切にしていきたいですね」博多織のコサージュやバッグなどに肥後象がんを合わせて伝統的工芸品同士のコラボレーションを図ったり、ハイヒールのヒール部分に象がんを施すなど、新しいアイデアや取り組みにも積極的で、若い感性が光る作品に挑戦しています。「50年後も100年後も使える肥後象がんを作っていきたいと思っています。」