その他の陶磁器 Other Ceramics

その他陶磁器

 熊本には、県指定伝統的工芸品のほか、個性溢れるさまざまな窯元が県内各地に多数あります。
 お気に入りの窯元を探して揃えてみたり、各窯元を自分で巡ってみるのも楽しいですよ。

取り扱い工房/工芸家 Studio/Craftsman

阿蘇 久木野窯 / 阿蘇焼窯元 / 有紗窯 / 一道窯 / 出窯 / 円満寺窯 / 窯元 天(SORA) / 菊池窯 陶房まつたけ / くまもと 坂下窯 / 幻窯 genyo / 古沙手窯 / 古仏頂焼 いしの窯 / 三六窯 / 泗水窯 / 泗水直子窯 / 千金甲窯 / 蒼土窯 / 高遊窯 / 田原弓陶房 美歩志窯 / 陶苑 御船窯 / 陶祥窯 / 陶房 立神峡 / 萩見窯 / 蜩窯 / 日暮窯 / 三池焼  / 桃崎陶房 / 悠斗窯 / 竜山窯 / Terra Rossa / Rosen Clay Studio

その他陶磁器記事一覧

 阿蘇 久木野窯は、佐賀県唐津焼の中嶋紀文氏の下で修行した伊比井宣明さんと、佐賀県有田町大日窯の久保徹氏の下で修行した万貴さんのご夫婦が営む、南阿蘇の雄大な自然に囲まれた工房です。 宣明さんは粉引き・三彩・練りこみ・青磁と様々な技法を駆使し幅広く作陶、万貴さんは染付の技法を使って色鮮やかな器を制作していています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰5199-2 TEL:0967-...

 1975年南阿蘇村立野に阿蘇焼窯元を開き、2016年南阿蘇村久木野に窯を移転し南阿蘇焼窯元と改称。 毎年好評の干支の土鈴作りは、初代窯元 松山土紋(どもん)さんが1980年頃から手掛け始めました。2013年からは長男で2代目の一朝(いっちょう)さんが引き継いで制作しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石3092 TEL:0967-67-1230

 有紗(ありさ)窯は、元田翔子さんが1999年に菊池市に開窯。 水引・桜・ドクダミ・露草・アザミなど、工房のまわりに咲く季節の野花をモチーフにし、絵を眺めるとホッと一息できる日常使いの器を制作しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県菊池市重味2157-2 TEL:0968-27-1550

 一道窯は、田一道(かずみち)さんが陶芸家 小川哲男氏に師事後、1990年に開窯。 粉引、刷毛目、三島手など、白と黒が織りなすコントラストが魅力です。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県上益城郡御船町高木1748 TEL:096-282-0578関連リンク 一道窯ホームページ一道窯フェイスブック

 出(いずる)窯は、出口文教さんが山幸(やまこう)窯 山本幸一氏に師事し、1995年に独立し開窯。 アメリカモンタナ州をはじめ海外の陶芸家と多く交流を続けている出口さん。その作風は、数千年前の土器にあるといいます。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県熊本市西区西松尾町上松尾4137-1 TEL:096-329-8878

 円満寺窯は、近藤聖傳(せいでん)さんが熊本県工業試験場窯業部で研修し、1978年に開窯。1984年現在地に登り窯も作りました。 焼き締めや粉引きなどジャンルにこだわらない作品を制作しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県菊池郡大津町真木241-1 TEL:096-293-0203

 窯元天(SORA)は、福山宏さんが阿蘇青磁窯に勤務後、1993年に自然豊かな阿蘇の地に窯元 天(SORA)を開窯。 急須などに用いられる半磁器土を使って制作した楽器のオカリナは、その完成度の高さを聞きつけ、遠くは東京・大阪から買い求めに訪れる人もいるほど。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県阿蘇郡西原村小森2077-2 TEL:096-279-3959

 菊池窯 陶房まつたけは、松竹洸哉さんが小石原焼や上野窯の各窯元で技術を学び、1976年に菊池市に開窯しました。 乳青色を帯びた青磁を中心に、日常で使いたくなる器の制作に励んでいます。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県菊池市藤田324 TEL:0968-24-0897

 くまもと 坂下窯は、独学で焼物技術を習得した佐藤晃さんが、1996年に南関町下坂下で開窯。 妻の明子さんと共に、料理を引き立てる生活の器の他に、愛らしい動物やお地蔵さんの置物なども制作しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県玉名郡南関町上坂下19-1 TEL:070-4028-0066

 幻窯genyoは、政岡雄さんが栃木県や愛知県の窯元で修行後、スペイン・グラナダの山村での作陶を経て、1987年熊本で開窯しました。 直火のできるポットや土鍋など、料理を作るのが楽しくなるような器を安藤恵理子さんと共に制作しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県合志市合生3010 TEL:096-242-4950

 古沙手(こさで)窯は、石川県金沢市の伊豆蔵寿郎氏の下で修行した犬童(いんどう)又郎さんが1979年人吉市で開窯。 天目釉(てんもくゆう)と呼ばれる黒い釉薬の上に、自家製のもみ殻灰やワラ灰など釉薬を掛け、青・黄・白といったさまざまな色の変化を持つ独自の文様が特徴的です。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県人吉市上田代町2271-1 TEL:0966-23-0217

 「いしの窯」の窯元 場(たかば)英二さんは、高校卒業後、古仏頂焼の村山一壺(いっこ)氏に師事し、製陶所勤務を経て、1989年の人吉クラフトパーク開園と同時に園内に開窯しました。 鉄の絵の具で彩色をした“シーラカンス”や「飾ると幸運が舞い込む」とクチコミで人気が広がる“桃小龍”など、場さんが制作する作品は今にも意志を持って動き出しそうです。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県人吉市赤池原町14...

 三六窯の窯元 大浦清さんは、備前焼作家 三村陶伯氏の下で修行後、備前陶苑で陶工として従事。1988年からインドへ遊学。その後長崎市で開窯した後、阿蘇の大自然に魅せられ、2003年自然豊かな静かな山あいに窯と生活拠点を移しました。 作品は大浦さんの人格がそのまま現れていて、どこか古代の土器を思わせるような独創的なものばかりです。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県阿蘇郡西原村宮山1731-12B ...

日本工芸会正会員 福吉浩一  泗水窯は、福吉浩一さんが日展作家の大畠久氏に師事の後、1981年に菊池郡泗水町で開窯。 緻密に計算された段取りと、それを根気強く続ける努力。高いプロ意識で焼物に取り組む福吉さんの作品は凛として何事にも物怖じしないかのような風格と緊張感を放ちます。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県菊池市泗水町吉富2664-5 TEL:0968-38-4545

 泗水 直子窯は、福吉直子さんが熊本県工業試験場窯業科で陶芸を学んだ後、1985年菊池市泗水町で開窯しました。 赤・黄・紫・青・緑の透明感のある5色を基本に、素朴な土色を残す茶碗や湯飲みに、かわいらしい野の花を彩色しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県菊池市泗水町吉富2664-5 TEL:0968-38-4545

 窯元の岩本久美恵さんは、造型作家 和田鈴子氏に師事し、七宝作家に。 その後、夫の松尾焼 千金甲窯 窯元 岩本泰親さんに師事し、2002年に千金甲窯を継ぎました。 「岩本さんといえば猫!」と言われるくらい、愛嬌ある猫たちを描いた器が女性に大人気です。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県熊本市西区小島9丁目10-46 TEL:096-329-2887

 蒼土(そうど)窯は、前田和(かず)さんが愛知県窯業職業訓練校卒業後、愛知県瀬戸市で修行、その後独立し開窯。 平らな粘土の上に草花を押し当てて型を取り、素焼き後に残った草花の僅かな凸凹に鉄や呉須などで彩色して高温で焼成する「草木捺彩陶(そうもくなつさいとう)」という技法は、前田さん独自のものです。 出来上がった作品はまるで草花が浮き上がったよう。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県宇土市下網田町3...

 遊窯は、宇(うだか)弘子さんが小代焼岱平窯や唐津大杉皿屋窯の大橋裕氏のもとで修行後、1983年、阿蘇郡西原村遊で「遊窯」を開窯。 1989年、現在の阿蘇郡西原村桑鶴に移築。 近くにある俵山で目にするスミレ・カワラナデシコ・水引・萩・野ぶどうなど、四季折々の野草や木々を器の絵付に取り入れています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県阿蘇郡西原村小森2190-146 TEL:096-279-...

 美歩志窯は、田原弓さんが20歳の頃、二川焼の復興を目指すメンバーの一員となり角吾市氏・小山富士男氏の下で修行。その後、荒尾市で独立し、南関町に移転して現在に至ります。 半地下式穴窯で作る焼き締めの他に、黒と白のコントラストが美しい炭化焼成の象嵌作品も制作しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県玉名郡南関町宮尾中1768-123 TEL:0968-53-8406

 陶苑 御船窯は、津金貞機(さだき)氏が開窯し、現在は、双子の息子 日人詩(ひとし)さんと日人夢(ひとむ)さんがそれぞれ全く異なる作風で制作しています。 兄 日人詩さんが手がけるのは、焼締め。力強さと躍動的な魅力的です。 一方、日本工芸会正会員でもある弟 日人夢さんが手がけるのは、青瓷(せいじ)。高貴な柔らかさと深みを感じさせます。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県上益城郡御船町御船230 TE...

 陶祥(とうしょう)窯の窯元 福岡祥浩(よしひろ)さんは、赤津焼で修行を積み、1990年に瀬戸にて独立。1993年、現在の球磨郡錦町に窯を移しました。 赤津焼は、桃山時代から江戸時代初期にかけて、志野釉・織部釉・黄瀬戸(きぜと)釉・御深井(おふけ)釉・古瀬戸(こぜと)釉・灰(かい)釉・鉄釉の7種の各種釉薬の技法が確立。 福岡さんはこの各釉薬を作品の目的に合わせて巧みに使い分けています。詳しい工房/...

 陶房 立神峡(たてがみきょう)は、平木孝幸さんが愛知県瀬戸市の加藤舜陶氏の下で修行後、1994年に独立し開窯。 青みや緑がかったやわらかな風合いが現れる灰釉を使った技法や、釉薬を使わない焼締の技法などを巧みに使い、日常の暮らしの中にちょっとだけ非日常的な贅沢を感じられる器を制作しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県八代郡氷川町立神615 TEL:090-2960-7302

 萩見(はぎみ)窯は、井銅心平(しんぺい)さんが唐津焼 隆太窯 中里太亀氏の下で修行後、2010年、現在の地に萩見窯を開窯。 粉引きや三島手など九州に古くから伝わる技法を使い、シンプルな器を追求し制作しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県宇城市松橋町萩尾146-3 TEL:0964-53-935090-2962-9354

 蜩(ひぐらし)窯の窯元 渡辺ヒデカズさんは、岡山では備前焼、沖縄では南蛮焼を学び、北海道で念願の窯を開きましたが、1986年故郷の熊本に窯を移します。窯の外で蜩が鳴いていたことから「蜩窯」と命名。 近年は焼き物で絵を描く「陶画」という新しい技法に取り組み、宇宙やアフリカの原野など今までに影響を受けた光景を独創的な立体感のある技法で描いています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県上益城郡御船町吉...

 “日暮れて道遠し” 窯元 江藤裕次郎さんは、この言葉から日暮窯と名づけました。 江藤さんが主に制作するのは、陶石を使った色鮮やかなトルコブルーの器。 透明な青・空の色・水の色。全てを受け入れながら調和していく、そんな青を求めて制作しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県菊池郡大津町大字町167番地 TEL:096-293-3615

 三池焼は、中村秀昭さんの父 節夫氏が1975年に福岡県大牟田市で開窯。その後、現在の玉名郡南関町へ移転した後、1982年から秀昭さんが作陶の道へ入り、窯を受け継いでいます。 銅を含んだ辰砂(しんしゃ)釉に、灰や長石など着色剤以外の材料を変えて混ぜることで淡い紫やピンク、緑といった色鮮やかな変化が美しい器を制作しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県玉名郡南関町関外目1446-4 TEL:...

 桃崎陶房は、桃崎 孝美(たかよし)さんが佐賀県有田町で陶芸修行後、1989年阿蘇郡西原村に開窯。 平成28年熊本地震では西原村にあった工房が全壊しましたが、現在は熊本市内の自宅を工房として、澄み切った空のような“天青の色”を目指し、窯を燃やし続けています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県熊本市北区龍田7-3-60 TEL:090-3666-5456

日本工芸会正会員 久保田 烈工  悠斗(ゆうと)窯は、久保田烈工(れっこう)さんが大阪で公務員時代に焼物の世界に魅了され、公務員を辞め焼物を学ぶために大学へ進学。その後、地元 人吉に戻り、すぐに開窯。 1996年に人吉市矢黒町に工房を移転。現在は長男 真土(まさと)さんも父の背中を見て同じ白磁の道に。 久保田さんの手にかかれば、無機質な天草陶石が凛々しく澄んだ表情の白色に変わります。詳しい工房/工...

日本工芸会正会員 五嶋竜也  竜山窯は、五嶋竜山氏が開窯し、現在は息子 竜也さんが窯を受け継いでいます。竜也さんは佐賀県の有田窯業大学校で磁器を学び、卒業後、父 竜山さんが構える竜山窯へ。 竜也さんの作風は、白磁というシンプルな素材を様々なデザインに変化させ、見る者の心を捉えます。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県山鹿市鹿央町岩原2298-3 TEL:0968-36-3183

 Terra Rossaは、イタリア人のレオナルド・バルトリーニさんと沢田一葉(いちよう)さんのご夫婦が営む工房です。 レオナルドさんはイタリア フィレンツエ出身。フィレンツェ大学を卒業後、2008年から熊本で作陶を始めました。 一葉さんは日展会員 河野栄一氏の下で修行後、独立。 二人の作風は全く違いますが、お互い日本とイタリアの文化が響きあい融合されているようです。詳しい工房/工芸家紹介はこちら...

 Rosen Clay Studioは、中学校の美術教員だったローゼン三早枝さんが主宰するアトリエです。 土の触感をそのままに生かしつつ、ときには大胆に、ときには繊細に。ローゼン三早枝さんの手から生まれる作品は、モダンで斬新なデザインでありながら、どこか懐かしい気持ちにもさせてくれます。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県熊本市中央区新屋敷3-2-25 TEL:096-362-6852

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